豊頃町・大津海岸の”ジュエリーアイス”をご存じだろうか?
以前から写真好きの間では有名であったが、SNSで拡散されたことにより、一躍有名になった。
私が行った2019年2月17日(日)には、日の出の時間帯(6時頃)で100~200人もいた!
帯広からは約1時間。
朝5時に出発する価値は十分あった。
2018年12月には「豊頃町が”ジュエリーアイス”の商標登録を取得」したことが話題になった。
新聞記事はコチラ
そんな、今話題の”ジュエリーアイス”について今回は紹介しよう!
■冬の十勝を代表する絶景スポット
■朝日の時間帯がおすすめ!
■平均気温”-15℃”の極寒!(防寒対策は万全に)
ジュエリーアイスって何?
ジュエリーアイスとは、大津海岸に打ち上げられた氷の塊が太陽の光を受け、美しく輝く自然現象のことである。
流氷と似ているが、その違いは以下のとおり。
「ジュエリーアイスは”氷の塊”であり、色は”透明”」
「流氷は”氷の層”であり、色は”白”」
ジュエリーアイスは波にもまれる内に透き通ったクリスタルの氷になる。その姿は正に”絶景”と呼ぶにふさわしい。
ジュエリーアイスの見頃は「1月中旬~2月下旬」である。
1か月半しか見れない、はかなさも魅力的だ。
ジュエリーアイスの写真
私が実際に撮影した写真をお見せしよう。
(撮影日:19.2.17)
ジュエリーアイスの美しさと朝日のきれいさが、お互いを引き立てあっている。
これを見れただけでも、早起きした甲斐があった。
感動すること間違いナシ!
(撮影日:19.2.17)
こちらも朝日の写真だ。
先程と違う氷である。海岸にはたくさんのジュエリーアイスがあるので、透明度が高く、好きな形のものを選んで撮影しよう!
(撮影日:19.2.17)
すっかり日が上がってからの一枚。
縦長の氷が太陽を支えているように見える。
朝日の方がきれいだが、日中帯のジュエリーアイスも悪くない。
(撮影日:19.2.17)
海岸で小鳥を発見した。
きれいなジュエリーアイスと一緒に撮影したかったが、タイミングが合わなかった。
残念。
ジュエリーアイスへのアクセス
スポット名 | ジュエリーアイス |
---|---|
住所 | 北海道中川郡豊頃町大津元町 |
駐車場 | あり |
アクセス | ・帯広駅から車で約1時間 ・札幌駅から車で約3時間半 |
マップ | Googleマップはコチラ |
Googleマップはこちら。
朝日を狙おう!
繰り返しになるが、朝日の時間に行くことをおすすめする。
2019年の日の出時間
日付 | 日の出時刻 | 最低気温 |
1月10日 | 6:55 | -8℃ |
1月11日 | 6:55 | -8℃ |
1月12日 | 6:55 | -12℃ |
1月13日 | 6:54 | -14℃ |
1月14日 | 6:54 | -18℃ |
1月15日 | 6:53 | -14℃ |
1月16日 | 6:53 | -5℃ |
1月17日 | 6:52 | -13℃ |
1月18日 | 6:52 | -13℃ |
1月19日 | 6:51 | -10℃ |
1月20日 | 6:51 | -12℃ |
1月21日 | 6:50 | -16℃ |
1月22日 | 6:49 | -18℃ |
1月23日 | 6:49 | -15℃ |
1月24日 | 6:48 | -13℃ |
1月25日 | 6:47 | -10℃ |
1月26日 | 6:46 | -10℃ |
1月27日 | 6:45 | -15℃ |
1月28日 | 6:44 | -16℃ |
1月29日 | 6:43 | -10℃ |
1月30日 | 6:42 | -14℃ |
1月31日 | 6:41 | -14℃ |
2月1日 | 6:40 | -17℃ |
2月2日 | 6:39 | -14℃ |
2月3日 | 6:38 | -17℃ |
2月4日 | 6:37 | -7℃ |
2月5日 | 6:36 | -11℃ |
2月6日 | 6:35 | -8℃ |
2月7日 | 6:34 | -11℃ |
2月8日 | 6:32 | -22℃ |
2月9日 | 6:31 | -24℃ |
2月10日 | 6:30 | -20℃ |
2月11日 | 6:29 | -20℃ |
2月12日 | 6:27 | -16℃ |
2月13日 | 6:26 | -20℃ |
2月14日 | 6:25 | -15℃ |
2月15日 | 6:23 | -16℃ |
2月16日 | 6:22 | -6℃ |
2月17日 | 6:20 | -7℃ |
2月18日 | 6:19 | -7℃ |
2月19日 | 6:17 | -3℃ |
2月20日 | 6:16 | -4℃ |
2月21日 | 6:14 | -5℃ |
2月22日 | 6:13 | -5℃ |
2月23日 | 6:11 | -9℃ |
2月24日 | 6:10 | -2℃ |
2月25日 | 6:08 | -6℃ |
2月26日 | 6:07 | -8℃ |
2月27日 | 6:05 | -11℃ |
2月28日 | 6:04 | -8℃ |
※2月18日以降は予想
最低気温を見ていただけるとわかるとおり、当然のように-10℃を下回る。
海岸なので、風が強く、体感温度は更に低い。
温かい服装は当然ながら、ホットドリンクやカイロなどの準備を欠かしてはいけない。
なぜ、豊頃町が商標登録を取ったの?
冒頭にも書いたが、”ジュエリーアイス”は豊頃町が商標登録を取得した。
実は2017年4月に商標登録を出願したが、一度「拒絶」されている。
その理由は、「既に十勝管内のお菓子メーカー3社が出願している」ことであった。
商標権も特許と同じく「先願主義(先に出願した方が採用される)」である。
しかし、「以前から観光PRで積極的に使用し、先願権もある」という意見書を特許庁に提出し、今年10月に登録査定を受けた。
仮に、「十勝管内のお菓子メーカーA」が商標登録を取ってしまうと、A社が“独占的”にジュエリーアイスという商標を使うことができる。
しかも、特許と違って商標権は無期限に更新ができる。(特許は出願から20年)
今年開催のサッカーW杯で有名になった「大迫ハンパないって」が2014年に商標権が取得されていた、と話題になったのを覚えている方もいるだろう。
ブームになった「大迫ハンパないって」も、権利の関係で自由に使うことができない。
豊頃町はそのリスクを避けるために商標権を取得した。
「自由に使って良い」と言っているので、今後ますますジュエリーアイスが広まる可能性は高い。
十勝は『六花亭』や『柳月』などのメーカー本店がある”お菓子大国”。
どこも”ジュエリーアイス”を使いたかったのだろうが、結果的に豊頃町が商標登録を取得したことで、使用できる幅が広がった。
まとめ
ジュエリーアイスはメチャクチャきれいなので、一見の価値アリ。
死ぬまでに一度は見るべき”絶景”の一つだ。
自然現象なので、いつ見れなくなるかわからない。(逆に言えば、他の海岸でも見れる可能性もある。)
デートにもおすすめなので、皆さんにもぜひ行ってみてほしい!
帯広(十勝)には、他にもおすすめスポットがたくさんある。
- グルメ
- スイーツ
- 景色
と3拍子揃ったおすすめの街で、旅行にはもってこい。
私のおすすめをまとめたよ!